本ページでは、たまも〜るの開発にあたり監修を行った医師が
サウナ環境と男性の身体構造について
医学的な視点から考え方を整理します
たまも〜る監修医師の声 松岡雄治 麻酔科医

プロフィール
麻酔科医として関東の基幹病院に勤務。現役医師として
実臨床をベースに培った医学知識と経験から、最新の知見を踏まえて正しい情報をわかりやすく発信する
経歴
2023年1月―現在 済生会横浜市東部病院
2022年7月―2022年12月 都立小児総合医療センター
2022年1月―2022年6月 済生会横浜市東部病院
2021年10月―2021年12月 慶應義塾大学病院 麻酔科
2020年4月― 2021年9月 済生会横浜市東部病院
2018年4月―2020年3月 菊名記念病院
所属学協会
日本静脈麻酔学会
日本集中治療医学会
日本心臓血管麻酔学会
日本麻酔科学会
資格
日本周術期経食道心エコー認定委員会認定医
厚生労働省麻酔科標榜医
麻酔科専門医(2025.04.01より標榜可能です)
厚生労働省開催指針準拠緩和ケア研修終了
日本静脈麻酔学会試験認定医
睡眠コンサルタント
睡眠検定1級
サウナは不妊のリスク?精巣が高熱にさらされることによるリスクと影響、対策を医師が徹底解説
日本国内のサウナ愛好家(いわゆるサウナー)の数は、2024年には1,648万人と推計されています
これは、日本の総人口の実に13.3%に上る膨大な数であり、サウナは国民的な健康習慣として定着しつつあります
多くの研究で、サウナが血行促進、免疫力向上、心血管疾患リスクの低減
そして精神的リラックスなど、さまざまな健康増進に役立つことが明らかになっています
しかし、一方で、特に男性機能と生殖能力については
室温80〜90℃にもなるその高温環境がもたらす影響について注意深く考察する必要があります
サウナ室の極度の高温は、熱に弱い精巣にとって深刻な負担となりえます
ここでは、サウナ利用が不妊や男性更年期障害(LOH症候群)に及ぼす影響について
最新の科学的知見に基づいて深く掘り下げて解説します
さらに、サウナの恩恵を享受しながらも男性機能の健全な維持を両立するための
具体的かつ画期的な解決策についても詳しくご紹介します
サウナが精子形成に及ぼす影響
サウナの高温環境は、精子の形成に影響を与えます
熱から守るために陰嚢の中に位置している精巣には深刻な負荷となりえます
精巣を低い温度環境におくべき理由
なぜ精巣は、生殖を担う重要な臓器でありながら
陰嚢の中という一見すると無防備な特殊な場所にあるのでしょうか
精巣が陰嚢に配置されているのは、精巣の最も大事な機能である精子形成を活発に行うためです
精子形成は、精巣内で行われますが、温度が重要です
具体的には、体の中心部の温度(約37℃)から2〜4℃低い温度(約33〜35℃)で最も効率よく行われます
この絶妙な温度を保つため、陰嚢は体温に応じて収縮したり、弛緩したりして、温度調節を常に行っています
しかし、サウナに入ると、デリケートな温度調節の範囲を大きく超え
日常生活ではありえない高温に陰嚢と精巣がさらされるため、悪影響が出てしまうのです
精子の数と運動性の低下
2013年に国際的な学術誌で報告された研究では、サウナの利用と精子の質との関連性が指摘されました
健康な成人男性を対象とした実験で
週2回のフィンランド式サウナ浴(サウナ、水風呂、外気浴 各15分間で3〜4セット)を3ヶ月間継続して実施したところ
精子に深刻な悪影響を及ぼすことが報告されました
具体的には、精子の濃度(精液中の精子の量)が平均65%低下
精子の数は平均58%減少、精子の運動率が平均38%と大きく低下していました
また、ミトコンドリア機能や遺伝情報を担うDNA構造にも悪影響が見られました
これは、精子の質が低下してしまったことを意味しています
これらの影響はサウナ利用を中止してから6ヶ月で回復しました
サウナの熱ストレスからの回復には思いの外時間がかかるといえます
日本生殖医学会は、長時間の入浴やサウナ利用のほか
ノートPCを膝上に置いて作業することも不妊の原因となりうるとして正式に注意喚起を行っています
熱ストレスが引き起こす低酸素状態
同論文では、精巣内で低酸素状態で活性化される遺伝子が強く発現していたことも報告されています
これは、サウナの熱ストレスによって精巣が低酸素状態に陥っていたことを示しています
血流の変化
人間の身体は、常に体温を一定にしようとします
その結果、高温のサウナ質では、体表の血管を拡張させて、熱を放出しようとします
これによって精巣を含む臓器への血流が普段より少なくなってしまうのです
代謝の増加(酸素消費が高まる)
温度が上がると、細胞の活動が活発化して、エネルギー産生のため細胞の酸素消費が高まります
この二つの仕組みで、精巣は一時的に深刻な低酸素状態になっていたと考えられます
精巣機能の健全性を守ることは、男性更年期の予防的ケアにもつながる
精巣への熱によるダメージは、妊活中の男性だけの問題ではありません
精巣は、精子を形成するほかに
テストステロン(いわゆる男性ホルモン)を産生する極めて重要な臓器です
そのため、全世代の男性が精巣を守る必要があるのです
男性更年期障害とは
男性更年期障害、またはLOH症候群(加齢男性・性腺機能低下症)とは
加齢や過度なストレスに伴うテストステロン値(男性ホルモン値)の低下によって引き起こされる症候群です
更年期障害は女性特有のものではなく、男性でもよく似た症状を呈します
具体的には、以下のようなものがあります。
- 精神・心理症状:倦怠感、集中力低下、不眠、イライラ、うつ症状
- 身体症状:筋力低下、ほてり、発汗
- 性機能障害:性欲低下、ED(勃起不全)
また、男性ホルモン低下は、うつ、認知機能低下、心血管疾患、糖尿病の危険因子となることが指摘されています
このように、元気に過ごす上で、テストステロン値の維持は不可欠です
男性更年期障害では精神科受診歴が多い
男性更年期障害で外来受診するうち約40%は
すでに精神科の受診歴があることが知られています
男性更年期障害の概念が広まっていないため
上記の精神症状などで悩み、精神科を受診していることが考えられます
そのため、近年では、精神・心理的症状に対する治療の重要性も認識されつつあります
低酸素状態は男性ホルモンを低下させる
日本泌尿器科学会、日本メンズヘルス医学会公認のLOH症候群(加齢男性・性腺機能低下症)診療の手引きでは
低酸素状態が男性ホルモンの低下を引き起こすことが明記されています
前述の2013年の論文では、男性ホルモンの低下は確認されていませんが
論文で設定されていた週2回、3ヶ月のサウナ利用より
もっと頻繁にサウナ利用する場合や、一度のサウナ利用時間が長い場合
さらに趣味として長い間サウナを楽しむ場合には、よりハイリスクということになります
論文中で低酸素状態であったことを示すデータがあったことからも楽観視できません
LOH症候群はまだ十分に認知されているとは言えない概念ですが
それでも2021年の調査では、中高年の就労男性の1割が更年期障害に苦しんでいるとの報告があります
サウナ愛好家にとって、熱ストレスはすぐにでも対処すべき問題といえます
サウナと男性機能の両立をするためには精巣を熱から守る必要がある
男性更年期障害のガイドラインにおいて
生活習慣の改善は治療の第一選択です
熱ストレスの回避もまた、この生活習慣の改善の一環です
サウナを控えるのではなく、サウナによる熱ストレスを防ぐ
論文では、6ヶ月のサウナ利用中止で正常化したことが報告されていますが
サウナによるさまざまな健康増進効果を得ながら
サウナ利用を継続する上では、精巣への直接的な熱ストレスを軽減することが重要です
断熱素材シリコーン製のたまも〜るで精巣をしっかり保護
たまも〜るは、医療現場でも使用される断熱性の高いシリコーン素材でできており、
嚢全体を優しく包み込みます
これによって、サウナの高温から精巣を物理的かつ、効果的に保護し、精巣へのダメージとなる温度上昇を抑えます
タオルでの冷却との決定的な違い
サウナで精巣を冷やす方法として、水冷したタオルを用いる方法が挙げられますが
実際には効果的ではありません
水冷したタオルは、短時間は冷却効果がありますが
時間経過とともに急激に温度が上昇し、逆に精巣を温めてしまいます
これはサウナハットを水で濡らさずに乾いた状態で使用するのと同じく
断熱性こそが重要であることを示しています
たまも〜るは、サウナ室にいる間、高い断熱性を保ちながら陰嚢を保護することができるため
長時間の利用にも適しています
高い断熱性、身体に優しくフィットする伸縮性、持ち運びやすいコンパクトさを兼ね備えた商品です
さらにシリコーン素材であるため、使用後の洗浄も乾燥も容易で、衛生的に何度でも使用することができます
精巣保護は、サウナ愛好家男性の新しいたしなみ
サウナは心と身体を整える素晴らしい健康習慣ですが
精巣への熱ストレス(精子形成への影響や低酸素状態)は見過ごせない課題です
妊活中の男性は精子機能を健全に保つために
妊活中でない男性は、精巣への負担を軽減し、男性ホルモンを低下させず元気な毎日を送るために
熱ストレスと低酸素状態から精巣を守りましょう
科学的根拠に基づいた設計のたまも〜るで、不安なく長く快適なサウナライフを送りましょう