本記事では、『たまも〜る』の開発を監修した専門医が
サウナの高温環境が男性の身体構造に与える影響について
専門的な知見をもとに分かりやすく解説します。
たまも〜る監修 仁蓉まよ 助産師・看護師・保健師

プロフィール
助産師・看護師・保健師
生殖医療・パートナーシップ専門家
一般社団法人少子化社会対策機構 代表理事
コウノトリ助産院 院長
奈良県立医科大学看護学科を首席で卒業後
総合周産期母子医療センターおよび不妊治療専門クリニックにて周産期・生殖医療の臨床経験を積む
現在は妊活支援と性教育の普及活動に従事し
著書『コウノトリ婚活』(評言社)では性教育とパートナーシップの視点から妊活を提唱
自治体・企業向けセミナー登壇多数。三児の母
女性として知っておきたい、サウナと男性不妊のこと
「サウナって健康に良いって聞くけど、将来のパートナーや家族計画に影響はないの?」
そんな疑問を持つ女性も多いのではないでしょうか。
実は、男性のデリケートな部分は体温より2〜6℃低い温度で保たれる構造になっています。
体の外に位置しているのは、まさにこの理由からです。
科学的エビデンス① ― Garolla研究(2013年)
Human Reproduction誌に掲載されたGarollaらの研究では、
正常な精液所見を持つ男性10名を対象に、
0〜90℃のフィンランド式サウナを週2回、1回15分、3ヶ月間利用した影響を調べました。
【研究結果】
- 精子数と運動性が有意に低下(P < 0.001)
- ヒストン-プロタミン置換の正常率:78.7% → 69.0%に低下
- クロマチン凝縮率:70.7% → 63.6%に低下
- ミトコンドリア機能:76.8% → 54.0%に低下(約30%の機能低下)
- 熱ストレスと低酸素に関連する遺伝子発現が顕著に上昇
- サウナ中止後6ヶ月で全てのパラメーターが回復
科学的エビデンス② ― 陰嚢温度と精子濃度の関係
Hjollundらの研究(Reproductive Toxicology誌, 2002年)では、
99名の健康な男性を対象に24時間の陰嚢温度モニタリングを実施。
その結果、日中の陰嚢温度が1℃上昇するごとに、
精子濃度が約40%低下することが明らかになりました(95%信頼区間:8-71%)
科学的エビデンス③ ― 精子染色体異常のリスク
Reproductive Biology誌に掲載されたAbdelhamidら
(Mieussetグループ)の研究(2019年)では、
わずか2℃の精巣温度上昇でも精子の染色体異常(異数性)が有意に増加することが示されました。
加温終了後45日で染色体異常率は約2倍に上昇し
、完全回復には180日(約6ヶ月)を要しました。
科学的エビデンス④ ― 温浴による酸化ストレスとDNA損傷
Raoらの研究(Asian Journal of Andrology誌, 2015年)では、
43℃の温浴を30分×10回行った結果、精子濃度、運動性、
アクロシン活性の有意な低下と、
酸化ストレスマーカーであるマロンジアルデヒドの上昇が確認されました。
さらに、2016年のAndrology誌に掲載された同グループの追加研究では、
精子DNA損傷、ミトコンドリア膜電位の低下、精子アポトーシスの増加が報告されています。
間欠的な熱曝露は連続的な曝露よりもダメージが大きいことも確認されました。
科学的エビデンス⑤ ― 大規模疫学研究
2024年にHeliyon誌に発表された中国の大規模研究(Xiaoら)では、
6つの省の精子バンクから33,234名、78,952サンプルを収集・分析。
異常高温への曝露は精子濃度、前進運動精子数、
総運動精子数と有意な負の相関があることが示されました。
これは気候変動と男性不妊の関連を示唆する重要な知見です。
日本の公的機関の見解
一般社団法人日本生殖医学会のホームページでも、男性不妊の一要因としてサウナが挙げられています
(参照:日本生殖医学会HP)。
女性パートナーへのメッセージ
「私ばかりが頑張っている気がする…」
妊活中、そんな風に感じたことはありませんか?
基礎体温を測り、排卵日を気にし、食事や生活習慣に気を配り…
女性は自分の体と向き合う時間がとても多いですよね。
でも、妊娠は二人で叶えるもの。
そして不妊の原因の約半数は、実は男性側にあると言われています。
ここで大切なのは、パートナーを責めることではありません。
多くの男性は、自分の生活習慣が将来の家族計画に影響するなんて、考えたこともないのです。
サウナが影響する可能性があることを知らないまま、
純粋にリフレッシュのために通っている人がほとんど。
悪気があるわけではないんですよね。
だからこそ、あなたの「気づき」が大切なのです。
「サウナやめて」と言うのではなく
「こんな記事を見つけたんだけど、一緒に読んでみない?」
「将来のために、こういう工夫もできるみたいだよ」と、
さりげなく伝えてみてください。
男性にとって、大好きなサウナを「禁止」されるのは辛いこと。
でも、「工夫しながら楽しむ方法がある」と知れば、
きっと前向きに受け入れてくれるはずです。
女性は昔から、家族の健康を気遣い、守ってきました。
それは決して「口うるさい」ことではなく、愛情の表れ。
あなたの優しい一言が、二人の未来を守る第一歩になるかもしれません。
一人で抱え込まないで。妊活は、二人三脚です。
【覚えておきたいポイント】
- 精子の生成サイクルは約64〜72日
- 熱ダメージからの完全回復には3〜6ヶ月を要するとされる
- 継続的な熱曝露は一時的な曝露より影響が大きい傾向がある
- 妊活を考え始めたら、その数ヶ月前から生活習慣の見直しを
たまも~るの特長について
「たまも~る」は、サウナ利用時の直接的な熱を和らげるために開発された、断熱性のあるシリコーン製カバーです。
【製品の特徴】
- 硬度10度の柔らかいシリコーン素材で、快適なフィット感
- 断熱性・伸縮性を兼ね備えたコンパクト設計
- 水洗い可能で衛生的
- フリーサイズで多くの方に対応
- 簡便な操作方法(椅子に座った後、デリケートな部分を覆うように使用)
物理的な断熱によるサポート
開発時のテストデータでは、
たまも~る装着時に、覆われた部分の表面温度の急激な上昇を物理的に和らげることが確認されています。
上記のエビデンスが示すように、
サウナ室内の高温環境はデリケートな部分にとって過酷な環境です。
たまも~るのシリコーン素材による断熱効果は、サウナの直接的な熱から物理的にカバーする役割を果たします。
近年、海外でもスクロータルクーリング(陰嚢冷却)といったアプローチの研究が進んでいます。
Trials誌(2012年)に掲載された研究プロトコルでは冷却パッチによる影響が検討され、
また2021年の研究では、精巣冷却デバイスを使用した患者のデータも報告されています。
(※これらは一般的な研究報告であり、本製品の医療的効果を示すものではありません)
「たまも~る」は、医療機器ではなく、
サウナという特定の高温環境で直接的な熱を遮る「断熱カバー」として開発されました。
サウナのリフレッシュ効果を楽しみながら、熱への気遣いもできる点が、この製品の大きな価値です。
パートナーへのプレゼントとしても、「これ使ってみて」と渡すだけで、
言葉にしにくい想いも届くかもしれません。
妊活中・妊活予定のカップルへ
「いつかは子どもがほしい」と思っているなら、今から知っておいてほしいこと。
不妊治療専門クリニックで勤務していた頃、
「もっと早く知りたかった」という声を何度も聞きました。
男性側の要因の多くは、日常生活の中に潜んでいます。
そして、その影響は「今日の行動」が「数ヶ月後の状態」に現れるという時間差があるのです。
精子の生成サイクルは約64〜72日。
つまり、意識し始めてから生活習慣を見直しても、そのサイクルには時間がかかります。
さらに、熱ダメージからの完全回復には数ヶ月かかることもあります。
だからこそ、「まだ先の話」と思っている今が、
実は一番大切な準備期間なのです。
「子どもができたらサウナをやめよう」ではなく、
「子どもがほしいと思ったら、その時点からサウナとの付き合い方を見直す」。
たまも~るのようなアイテムを活用すれば、
大好きなサウナを完全にやめる必要はありません。
楽しみながら、未来に向けたコンディションづくりができます。
妊活は女性だけのものではありません。
二人で一緒に取り組むことで、パートナーシップも深まります。
「一緒にやろう」という気持ちを、たまも~るというアイテムを通じて伝えてみてはいかがでしょうか。
サウナ好き男性へ
「サウナで整う」その習慣、本当に体全体を意識できていますか?
サウナには素晴らしいリフレッシュ効果があります。
だからこそ、多くの方が通っているのだと思います。
しかし、ひとつだけ知っておいてほしいことがあります。
男性のデリケートな部分は、体の中で非常に熱に弱い部分のひとつです。
体温より2〜6℃低い温度で機能するよう設計されているため、サウナの高温環境は物理的な負担となります。
そして、この部分は男性ホルモン(テストステロン)を分泌する役割も担うなど、
男性の体にとって重要な器官です。
つまり、子どもを望む・望まないに関わらず、過度な熱からカバーすることは、
男性としてのコンディションを意識することに繋がります。
「サウナで整う」のであれば、
デリケートな部分の環境も含めて気遣うのが、新しいスタンダードではないでしょうか。
たまも~るは、サウナを「やめる」ためのものではありません。
「もっと賢く、安心して楽しむ」ためのアイテムです。
週に何度もサウナに通う方、長時間サウナを楽しむ方こそ、ぜひ取り入れてほしい。
大好きなサウナを、長く楽しむために。
「彼・夫に使ってほしい」女性へ
「ねえ、サウナって良くないらしいよ」…なんて、言いにくいですよね。
将来の話をパートナーに切り出すのは、女性にとって意外とハードルが高いもの。
特に、相手の趣味や習慣を「やめて」と言うのは気が引けます。
でも、気づいているのはあなただけかもしれません。
多くの男性は、サウナの熱が及ぼす影響について知らないまま、
純粋にリフレッシュのために通い続けています。
だからこそ、あなたの「気づき」を届けることが大切です。
たまも~るは、言葉にしにくい想いを届けるツールになります。
「これ、サウナ好きな人向けのアイテムらしいよ」
「サウナの熱対策に、使ってみない?」
プレゼントとして渡すだけで、長い説明をしなくても、あなたの想いは伝わります。
【プレゼントにおすすめのタイミング】
- 誕生日や記念日に、体を気遣うギフトとして
- 結婚が決まった時、将来を見据えたアイテムとして
- 妊活を始める時、「一緒に取り組もう」のメッセージとして
- なんでもない日に、さりげなく
「サウナやめて」は、相手を否定してしまうかもしれないメッセージ。
でも「これ使ってみて」は、相手を想うメッセージ。
同じ内容でも、伝え方ひとつで受け取り方は変わります。
あなたの優しさが、二人の未来を考えるきっかけになりますように。
サウナ施設オーナー・企業の皆様へ
「サウナ×男性への配慮」という新しい価値提案を
近年のサウナブームにより、日本のサウナ人口は約1,600万人以上と言われています。
サウナは「ただの娯楽」から「セルフケアの手段」へと進化しました。
しかし、サウナの熱が男性のデリケートな部分に与える影響については、まだ十分に認知されていません。
たまも~るを導入・案内することは、
「お客様の体を細部まで本気で考えている施設」としてのブランディングになります。
【サウナ施設での活用アイデア】
- フロントや物販コーナーでの販売
- レンタルサービスとしての提供
- 会員特典・ノベルティとしての配布
- 「細部まで配慮したサウナ」としてのPR施策
【福利厚生でサウナを導入している企業様へ】
社員のリフレッシュの一環としてサウナを導入したり、サウナ施設と提携する企業が増えています。
少子化が社会課題となる中、
従業員のワークライフバランスや将来のライフプランを間接的にサポートすることは、
企業の社会的責任としても注目されています。
たまも~るのようなサポートアイテムの導入は、
先進的な福利厚生のアピールポイントになります。
- 社内サウナへのたまも~る常備
- 健康経営施策としての希望者への配布
- 結婚予定・ライフプランを考える社員への福利厚生ギフト
「サウナは好きだけど、熱の影響が少し心配」というお客様・社員の潜在的な声に応えることは、
選ばれる施設・企業になるための差別化ポイントです。
たまも~るの導入をご検討の施設・企業様は、ぜひお問い合わせください。
サウナを楽しむためのアドバイス
サウナは心身のリラックスなど、素晴らしい体験をもたらしてくれます。
その恩恵を最大限に受けるために、以下のことを心がけてみてください。
1. ライフプランを考えているカップルは特に配慮を
精子の生成サイクルには時間がかかります。
妊活を考え始めたら、その数ヶ月前からサウナ習慣を見直すか、熱対策の工夫を取り入れましょう。
2. 断熱アイテムの活用を検討
「たまも~る」のような断熱カバーを使用することで、サウナを諦めることなく、デリケートな部分を直接的な熱から物理的にカバーすることができます。
3. 利用頻度と時間を見直す
週に何度もサウナに入る習慣がある方は、
頻度や滞在時間を調整することを検討してみてください。
長時間の過度な熱曝露は避けるのが無難です。
4. パートナーと情報共有を
サウナの熱に関する知識は、まだ一般に広まっていません。
この情報をパートナーと共有し、
二人でライフスタイルを考えるきっかけにしてください。
5. 他の要因にも注意
サウナだけでなく、長時間の座位、
熱い風呂、ノートPCの膝上使用なども熱がこもる原因になります。
日常的な通気性や温度管理も心がけましょう。
サウナ愛好家の皆さんが、リフレッシュ効果を存分に享受しながら
将来のライフプランも大切にできることを願っています。
正しい知識とちょっとした工夫で、サウナライフをより良いものにしていきましょう。
参考文献・エビデンスURL一覧
【エビデンス①】Garolla研究(2013年)
Garolla A, et al. Seminal and molecular evidence that sauna exposure affects human spermatogenesis. Human Reproduction, 2013; 28(4):877-85.
URL: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23411620/
【エビデンス②】Hjollund研究(2002年)
Hjollund NH, et al. Impact of diurnal scrotal temperature on semen quality. Reproductive Toxicology, 2002; 16(3):215-21.
URL: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12128094/
【エビデンス③】Abdelhamid/Mieusset研究(2019年)
Abdelhamid MHM, et al. Experimental mild increase in testicular temperature has drastic, but reversible, effect on sperm aneuploidy in men: A pilot study. Reproductive Biology, 2019; 19(2):189-194.
URL: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31208935/
【エビデンス④-1】Rao研究(2015年)
Rao M, et al. Effect of transient scrotal hyperthermia on sperm parameters, seminal plasma biochemical markers, and oxidative stress in men. Asian Journal of Andrology, 2015; 17(4):668-75.
URL: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4492061/
【エビデンス④-2】Rao研究(2016年)
Rao M, et al. Transient scrotal hyperthermia affects human sperm DNA integrity, sperm apoptosis, and sperm protein expression. Andrology, 2016; 4(6):1054-1063.
URL: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27410176/
【エビデンス⑤】Xiao研究(2024年)
Xiao L, et al. Effects of temperature anomaly on sperm quality: A multi-center study of 33,234 men. Heliyon, 2024; 10(5):e26765.
URL: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38434420/
【日本生殖医学会】
URL: http://www.jsrm.or.jp/public/funinsho_qa05.html
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