サウナと男性の妊活|専門家による論文紹介と参考文献

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「サウナの高温は男性の身体にどのような影響を与えるのだろう」
サウナブームのなかで、こうした疑問を持つ方が増えています。

たまも〜るの開発を監修した医師・専門家とともに
サウナと精巣・精子に関する国内外の研究報告を整理し
男性の妊活との関係を読み解いていきます。

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり
医療機関による診断や治療に代わるものではありません。
記載内容は公開時点の研究文献にもとづく観察報告であり
特定の効果・効能をうたうものではありません。
健康上の判断は必ず医療機関にご相談ください。
詳細は免責事項をご確認ください。

サウナと男性の身体|精巣の温度をめぐる基本的な知見

サウナの高温環境が男性の妊活と
関連づけて語られる背景には
精巣という器官の構造的な特徴があります。

研究文献を読み解く前に
まずは前提となる解剖学的な事実を押さえておきます。

精巣が体外に位置する理由

男性のデリケートな部分である精巣は
体内ではなく身体の外に位置しています。

これは、体温よりも低い温度環境で機能するように
構造化されているためだと考えられています。

一般的に体温より2〜6℃ほど低い温度が保たれるよう
陰嚢の皮膚や筋肉が温度調節を担う仕組みになっています。

詳しい解剖学的背景は
なぜ精巣は体外にあるのかで取り上げています。

体温との温度差と熱への弱さ

精巣が体内よりも低い温度で機能するということは
逆に言えば、
外部から強い熱が加わると
本来の温度環境が崩れやすいということでもあります。

サウナ室の温度は一般に80〜100℃に達し
これは人間の身体が日常的に経験する範囲を大きく超える環境です。

この温度差を物理的にどう受け止めるかが
サウナと男性の身体を考えるうえでの起点になります。

日本生殖医学会も男性不妊の一要因として挙げている

国内の公的な見解として
一般社団法人日本生殖医学会のホームページでも
男性不妊の一要因にサウナが挙げられています
(参照:日本生殖医学会HP)

サウナと男性の身体の関係は
海外の研究文献だけでなく
国内の生殖医療の専門学会でも
論点として認知されているテーマだと言えます。

サウナ・熱と精子に関する研究報告

男性妊活2

ここでは
サウナや温熱環境と精子の関係を扱った
国内外の代表的な研究を紹介します。

いずれも個別の研究報告であり
すべてのケースに当てはまるものではない点を
あらかじめお断りしておきます。

Garolla研究(2013)|サウナ習慣と精子パラメーターの変化

イタリアのGarollaらが
2013年に Human Reproduction 誌に発表した研究では
正常な精液所見を持つ男性10名を対象に
80〜90℃のフィンランド式サウナを
週2回・1回15分・3ヶ月間続けた場合の
影響が調べられました。

報告内容を整理すると
精子数と運動性が有意に低下し(P < 0.001)
ヒストン-プロタミン置換の正常率は78.7%から69.0%へ
クロマチン凝縮率は70.7%から63.6%へ
ミトコンドリア機能は76.8%から54.0%へと
変化したとされています。

熱ストレスや低酸素に関連する遺伝子発現の上昇も
確認されました。

一方で、サウナを中止してから6ヶ月後には
すべてのパラメーターが回復したことも
報告されています。

陰嚢温度と精子の関係(Hjollund 2002 / Mieussetグループ 2019)

デンマークの Hjollund らが
Reproductive Toxicology 誌(2002)に発表した研究では
健康な男性99名を対象に24時間の陰嚢温度モニタリングが行われ
日中の陰嚢温度が1℃上昇するごとに
精子濃度が約40%低下するという
観察結果が得られました
(95%信頼区間:8〜71%)

また
フランスの Mieusset グループによる
Abdelhamid らの研究(Reproductive Biology誌, 2019)では
わずか2℃の精巣温度上昇でも
精子の染色体異常(異数性)が有意に増加することが示されました。

加温終了後45日で染色体異常率は約2倍まで上昇し
完全な回復には180日(約6ヶ月)を
要したとされています。

熱曝露と精子DNAに関する研究(Rao 2015/2016 / Xiao 2024)

中国の Rao らが

Asian Journal of Andrology 誌(2015)に発表した研究では
43℃の温浴を30分・計10回行った結果
精子濃度・運動性・アクロシン活性の有意な低下と
酸化ストレスマーカーであるマロンジアルデヒドの上昇が
確認されました。

続く同グループの Andrology 誌(2016)の研究では
精子DNA損傷、ミトコンドリア膜電位の低下
精子アポトーシスの増加が報告されています。
間欠的な熱曝露のほうが
連続的な曝露よりも
ダメージが大きい傾向も示されました。

さらに
2024年にHeliyon誌に発表された
Xiao らの大規模疫学研究では
中国6省の精子バンクから33,234名・78,952サンプルのデータが分析され
異常高温への曝露と
精子濃度・前進運動精子数・総運動精子数の間に
有意な負の相関が報告されています。

気候変動と男性不妊の関連を示唆する点でも
注目されている研究です。

知っておきたい時間軸|精子の生成サイクルと回復期間

男性妊活3

熱と精子の関係を考えるうえで
もうひとつ押さえておきたいのが時間軸です。

「今日の行動」が「数ヶ月後の身体の状態」に
つながるという時間差があるため
計画的な準備期間を持つことが大切になります。

精子の生成サイクルは約64〜72日

精子は身体のなかで日々新しく作られています。

一般的に、ひとつの精子ができあがるまでには
約64〜72日かかると言われています。

つまり、生活習慣を見直してから
精子のコンディションに変化があらわれるまでには
おおむね2ヶ月以上のラグがあるということになります。

熱ダメージからの完全回復には3〜6ヶ月を要するとされている

前述の研究報告を総合すると
熱曝露によるダメージからの回復には
3〜6ヶ月程度を要するケースが多く観察されています。

Garolla研究ではサウナ中止から6ヶ月
Mieussetグループの研究では
加温終了から180日で回復が確認されました。

回復は可能とされている一方
その期間は決して短くありません。

継続的な熱曝露は
一時的な曝露よりも影響が大きい傾向があることも
複数の研究が示しています。

妊活を考え始めた「今」がもっとも大切な準備期間

「子どもができたらサウナをやめよう」と
考える方は少なくありませんが
生成サイクルと回復期間を踏まえると
「子どもがほしいと思った時点」からの数ヶ月が
実は最も大切な準備期間になります。

妊活を意識し始めたら
そのタイミングからサウナとの付き合い方を見直す
あるいは熱対策の工夫を取り入れる。

この時間感覚を共有することが
計画的な妊活への第一歩です。

たまも〜るという第三の選択肢|サウナを諦めずに守る

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ここまで紹介してきた研究報告を踏まえると
サウナの恩恵と男性の身体への配慮を
両立させたいというニーズは自然なものだと言えます。

たまも〜るは
その両立を物理的な断熱という方向から
支えるアイテムとして開発されました。

断熱シリコーンカバーとしての製品設計

たまも〜るは
サウナ利用時の直接的な熱を
物理的に和らげることを目的に開発された
断熱性のあるシリコーン製カバーです。

硬度10度の柔らかいシリコーン素材による
フィット感、断熱性と伸縮性を兼ね備えたコンパクト設計
水洗い可能で衛生的なつくり
フリーサイズによる適合範囲の広さなどが特徴で

椅子に座ってから
デリケートな部分を覆うように装着する
簡便な使い方になっています。

開発時のテストデータでは
装着部分の表面温度の急激な上昇が
物理的に和らぐことが確認されています。

本製品は医療機器ではなく
サウナという特定の高温環境で直接的な熱を遮る
「断熱カバー」として位置づけられています。

なお
海外ではスクロータルクーリング(陰嚢冷却)と
呼ばれるアプローチの研究も進められており
Trials誌(2012)の研究プロトコルや
2021年の精巣冷却デバイスを用いた研究などが報告されています

(これらは一般的な研究紹介であり
本製品の医療的効果を示すものではありません)

サウナを長く楽しむための実践的なアドバイス

研究報告と製品設計を踏まえ
サウナと身体の付き合い方として
意識したいポイントを整理しておきます。

第一に
ライフプランを考えているカップルは
妊活を意識し始めた段階で数ヶ月前からサウナ習慣を見直すか
熱対策の工夫を取り入れる。

第二に
断熱アイテムの活用を選択肢に入れる。

第三に
頻度や滞在時間の見直し。
週に何度もサウナへ通う方
長時間滞在する方ほど
自分の利用スタイルを振り返ってみる価値があります。

第四に
サウナ以外の要因にも目を向ける。
長時間の座位、熱い風呂
ノートPCの膝上使用なども熱がこもる原因として
知られているため
日常的な通気性や温度管理も
同じ視点で考えたいところです。

製品そのものについて
さらに詳しく知りたい方は
こちらのページもあわせてご確認ください。

サウナ施設・福利厚生としての導入という選択肢

たまも〜るは個人利用だけでなく
サウナ施設や企業の福利厚生での活用も視野に入っています。

施設での導入なら
フロントや物販コーナーでの販売
レンタルサービスとしての提供
会員特典やノベルティとしての配布など
複数の活用方法が考えられます。

福利厚生でサウナを取り入れている企業では
社内サウナへの常備
健康経営施策の一環としての配布
ライフプランを考える社員向けのギフトといった
選択肢があります。

「サウナは好きだけれど、熱の影響が少し気になる」
という潜在的な声に応える取り組みとして
検討の余地のあるアイテムです。

導入をご検討の施設・企業様は
お問い合わせからご相談ください。

女性パートナーの視点から
このテーマを考えるためのメッセージや
たまも〜るを監修した助産師の
プロフィールは
こちらのページにまとめています。
あわせてご覧ください。

参考文献

【エビデンス①】Garolla研究(2013年)

Garolla A, et al. Seminal and molecular evidence that sauna exposure affects human spermatogenesis. Human Reproduction, 2013; 28(4):877-85.

URL: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23411620/

【エビデンス②】Hjollund研究(2002年)

Hjollund NH, et al. Impact of diurnal scrotal temperature on semen quality. Reproductive Toxicology, 2002; 16(3):215-21.

URL: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12128094/

【エビデンス③】Abdelhamid/Mieusset研究(2019年)

Abdelhamid MHM, et al. Experimental mild increase in testicular temperature has drastic, but reversible, effect on sperm aneuploidy in men: A pilot study. Reproductive Biology, 2019; 19(2):189-194.

URL: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31208935/

【エビデンス④-1】Rao研究(2015年)

Rao M, et al. Effect of transient scrotal hyperthermia on sperm parameters, seminal plasma biochemical markers, and oxidative stress in men. Asian Journal of Andrology, 2015; 17(4):668-75.

URL: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4492061/

【エビデンス④-2】Rao研究(2016年)

Rao M, et al. Transient scrotal hyperthermia affects human sperm DNA integrity, sperm apoptosis, and sperm protein expression. Andrology, 2016; 4(6):1054-1063.

URL: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27410176/

【エビデンス⑤】Xiao研究(2024年)

Xiao L, et al. Effects of temperature anomaly on sperm quality: A multi-center study of 33,234 men. Heliyon, 2024; 10(5):e26765.

URL: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38434420/

【日本生殖医学会】

URL: http://www.jsrm.or.jp/public/funinsho_qa05.html

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すべての内容の正確性・最新性を保証するものではありません。

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